Swept away by the wave of INSENSITIVE

 

いろいろいるにもほどがある

おったまげるわ、副都心の朝

 

凄い勢いでいっちゃん奥の席まで突進する若もん

あやつが目指すは、この店唯一のコンセントに違いねぇ

そのバッテリーが宇宙との絆なんだねぇ、ヤングたち

そのコンセントからいただく電気代は ・・・

とは、その発想はないものとオミウケスル

 

ホットカーラーで髪をいじくる女

わちゃ、とうとうここまで来たかい

して、そのドデカ鏡、持ち歩いてるんだあ

ところかまわずあんたのドレッサー、ドラエモンかよ!?

眉をひいてる女なんか、えらく普通にみえてくる

足の爪だって塗っちゃってるぜ

歌舞伎パックしながら大口あけてケラケラだ

その羞恥心のなさは ・・・

いや、はじらいという言葉をご存じないとオミウケスル

 

レーコーにしこたまガムシロの封を切るむおじさんは

「わしはその昔ロシアの収容所に居た」ってそれが第一声!?

分厚い学術書もどきをひろげ、虚空にカンバセーション

なにやら遣り取りになっているようだから、たいした芸当だ

こいつもタマゲタオドロイタ!?

だって、おひとりさまだぜぃ

耳かっぽじって、聞耳を立てるものの

なんか、辛くなってくる ・・・ ああはならんように、俺

うう、きっと淋しいんだろうとオミウケスル

 

いろいろいすぎて飽きないが

ときたま度肝を抜かれる、副都心の茶店

現実がこれじゃ 、、、 人に夢をみる希望がなくなるわいな

鈍化の波に吞みこまれないように

せっせと対策練らにゃいかんぞなもしぃ

五連水車 となみ

            蛍をファイヤーフライなんて、気の毒だ

                         T.ARA