慕情

蒼い木立に せせらぎ匂う

孤高の峰山

季節がうつろう あけるりに

海の蛍が身をなげる

春だというのに消えゆく母よ

その儚さにこそ と

そっとこの身を抱きしめて

背中の空はやさしくて

刹那る祈り あなたに

雨晴

 茜の海に 遠く翳んだ蜃気楼

神秘の入り江

群れにはぐれた よめしゃがり

山の雫が身をなげる

生まれたばかりで散りゆく子等よ

その儚さにこそ と

そっとこの身を抱きしめて

背中の空はやさしくて

・ ・ ・ あなたへ

称名滝

T.ARA


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