雀たちが、消えた
たしかに
なにかが変わってゆくから
鴉におもえて
遠ざかってはいたものの
いつか
とりなしてもらおうとしても
もう傍にはいないように
そう都合のいいものではないのだ
いっしょだ
燕をてなずけられないように
求めてはいけない
見守るのだ
いっしょだ
めをやれば
しらない鳥が
いちわぽっち水面にたたずむ
さて
白鳥の心情なのか
雲雀の心情なのか
すこし遠くて
察しがつかない
また
目をうつせば
用水の分水嶺に
それも
しらない水鳥が飛来して
蜜柑色の嘴を水面にさしいれては
歓喜したように
おおきな翼をうちふる姿に
孔雀のそれではないけれど
真っ白だから
それだけできみを祝福したくなる
いけない
どうしてこうもくらべたがるのか
見守るだけでいいのだ
さて
「しらない」と描いたものの
僕には
探しあてるには及ばない
どうするかと云えば
お察しのとおり
そうだ
僕らだけにわかるように
それでも
じゅうぶんにいいのだ
求めるばかりが
ひしめきあうところでは
つい
みうしないそうな
ひとと
そうでないものとの符合
やはり
いいところだ、ここは
そう
くらべるものではないのだが
T.ARA


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