じぃじな、ばぁばな、ファンタジア

 

寅さんの浅丘ルリ子に憧れてその名を拝借した

本町のクラブ歌手だった「リリー」は

今じゃ柳ジョージのようなかすれ声

 

駅前横丁の赤提灯をギターで流していた「モンタン」は

シャンソン歌手への夢が潰えた糖尿病持ち

 

十年明で赤い傘をさして

雨の夜限定で手相を占っては

適当な嘘ばかりで金儲けをしていたのは新宿ならぬ「十年明の母」

 

ソロバンのネクタイ・ピンがトレードマークの「デンタク」は

実は「十年明の母」の財務大臣だった内縁の夫

 

宮村でラッパを吹いていた「ナショナル」は

いつか曲を書きたいと思いながらも、いつもAメロで挫折する自称・未完の大器

あ、松下電器を定年したばかりだと

 

古民家をアトリエに油絵を嗜む「ゴッホン」は緊張すると咳きこむ癖が治らない

 

そして

出町の映画館の看板娘だった「スマコ」は

自分を松井須磨子の再来だと信じ、運命の人・島崎抱月を探しつづけている

 

一癖も二癖もありそうな百戦錬磨の強者たち

平均年齢68歳

老齢期にさしかかり

誰もがその人生への恩返しを模索しはじめる頃合

 

それは

偶然ではなく

あるエニシにみちびかれ

一堂に会した

とある審査会場!?

 

となみ野の若者たちの夢を後押しする老年応援団を立ち上げるそうな

はて

支援団体に参加するのにオーデション!?

いやいや

特殊部隊なわけだから

いやいや

才能集団なわけだから

いやーん

アーチストなわけだから と

大好物な謳い文句にまんまと引っかかった面々

 

だって

ぶっちゃけ

そこはミュージカルの冒頭なわけだから(苦笑)

 

だが

其の実

老年であるという以外にも

心の奥深く「ある秘め事」をわかちあっていたわけで ・・・

 

そんなことを書いてたら

ベランダに

わりかし可愛げのあるカラスが来たぁ!

こりゃ

何かを告にいらっしゃったご様子で

新たな登場人物の立候補か!?

でも、怖いっちゃ

 

もとい

この じいじ・ばあばが

ここ となみ野で

少年・青年・壮年を巻きこんで

何をやらかしてくれるのやら

 

箱書きのまま、あたためているのは

 G.G. Rhapsody 」

折しも巷で話題の「 ジェ、ジェ、ジェッ 」であるん

ななっ

あわてない、あせらない

自分の時計と向き合うのだよぉ

嫉妬に身を焼くお馬鹿さんになっちゃならんよぉ (by W.シェイクスピア)

 

ゆるりと

ユーモアとペーソスに

オツムツンツルテンしてゆきたいのである

 

 

                   T.ARA


コメント

“じぃじな、ばぁばな、ファンタジア” への1件のフィードバック

  1. 看板◎◎◎のアバター
    看板◎◎◎

    この怪しげなる昭和っ子再盛期物語!?には・・・勿論、魚屋のおっさんも登場するんでしょうなぁ~♪・・・ネッ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です