みゅーじかるなえっせい anju:

Voyager

 そもそも
自分自身さえ覗きみることも叶わない
ここのずっと奥の方に
その種を、呑みこんでいたのかもしれない

包囲網のような現実に
真実が探しきれなくなると
いつだって
そうしなくちゃならないような
汚れていないものとの交信 
んだ
結局のところ
語り尽くせなくなったら
もう
ただ
五感で互換するだけ

それを許してくれるところに
ここの奥の方はずっと憧れていた
その相手が人間でないことに
いつか気づいちゃうんだけど

情緒が交錯するのは一瞬
でも
その一瞬がどれだけの力になることか

しんしんと降る白は
嘘とか 毒とか
ぜんぶ包みこんで 
ぜんぶ溶かして
何度でも新しくなれるのではないかって

自分の扱いきれないどっか奥深くに
種はあったのかもしれない
いや
自分自身を洗脳してきたのかも
それが
疲れ果てたタイミングと符合して

・ ・ ・侮れない、 深層心理

そう
 Voyager

ひとは自分自身を回想したとき
知らず 預言者たることがあったのか
夢を思う描くこととは別に

 なんとも
 小僧だ (苦笑)

T.ARA