殴りかかるような雨が
真っ暗な空から逃げ惑うように
乾いていた朝に打ちつけている
閃光が水平に尾根を走りぬけて
そこに標的がいないことを
つい祈ってしまう偽善者
雨がものごとのピリオドに映る今朝
なぜ陽射しにはそれを感じなのかと
感じてるつもりの、その鈍性が憎らしくなる
さかだちで生きていたら
どれだけ世界を違って感じられるだろうか
たとえいつかはあたりまえになろうと
試す価値は大いにあるだろう
だよね、そのての警鐘は大昔からあるんだから
いつのまにか飼いならされたイメージは
なにかしらのアクシデントを求めている
反対色の横並びを忌み嫌わずにいられるように
ありきたりの根拠ではない感受ができるようになるだろうか
いまからでも
T.ARA